Jbuilderと部分テンプレート
はじめに
Jbuilderは、Ruby on RailsでJSONを生成するためのテンプレートエンジンです。RailsのビューでHTMLを生成するのと同じように、Jbuilderを使用すると、ビューでJSONを生成することができます。
これにより、APIのレスポンスやAjaxのレスポンスを柔軟に制御することが可能になります。
Jbuilderの基本
json.title "Hello, Jbuilder!" json.content "You can create JSON structures with Ruby code."
下記のようなJSONを生成します。
{ "title": "Hello, Jbuilder!", "content": "You can create JSON structures with Ruby code." }
配列
下記のように、配列の各要素に対してブロックを適用することもできます。
json.array! ['apple', 'banana', 'cherry'] do |fruit| json.fruit fruit end
これにより、下記のようなJSONが生成されます。
[ {"fruit": "apple"}, {"fruit": "banana"}, {"fruit": "cherry"} ]
オブジェクト
Jbuilderでは、Rubyのオブジェクトを直接JSONに変換することも可能です。
例えば、ActiveRecordのモデルをJSONに変換することができます。
@user = User.first json.extract! @user, :id, :name, :email
これにより、以下のようなJSONが生成されます。
{ "id": 1, "name": "John Doe", "email": "john@example.com" }
partialが使える
Jbuilderでは、Railsのビューと同様に、partialを使用することができます。
複数の場所で同じJSON構造を使用する必要がある場合、その構造を一度定義して再利用することができます。
例えば、以下のように記述することで、特定のイベントに対するJSONを生成する部分をpartialとして切り出すことができるため、DRYなコードになります。
json.partial! "response", shop: @shop
Partialのパフォーマンスへの影響
partialを使用するとDRYなコードになる一方で、その部分が毎回レンダリングされるためパフォーマンスに影響が出る可能性があります。
そのため、大量のデータを扱う場合や、高いパフォーマンスが求められる場合には、partialを使用せずに同じファイル内に直接コードを書いた方がレスポンスが早くなる可能性があります。
おしまい
コメント
本記事の内容は以上になります!
今後も重要となってくる知識のため、頭に入れておくと良さそうです。
引き続き別の内容もまとめていきたいと思います。